開発秘話まで美味しい。オーガニック・生おからクッキー

開発秘話まで美味しい。

オーガニック・生おからクッキー

優しい味・香る生おから・有機認証への道のり・・語るべきポイントがとても多い生おからクッキー。今回はその開発秘話をぎゅっと濃縮してお伝えします。

 



≪≪ ひみつの秘話リスト ≫≫
①そもそもの開発きっかけ。          
②生おからクッキー「生」のひみつとは?    
③丸い形にも、ひみつがあります。       
④どうしてそんなに優しい甘さなの?      
⑤最初は5種類?3種のフレーバーに辿り着くまで。




①そもそもの開発きっかけ
オーガニック生おからクッキーは、
岐阜市にある老舗のお菓子メーカー「長良園」で作られています。
清流長良川の豊かな自然の元、自然素材を生かしたお菓子作りに長年取り組んできた「長良園」 。Biokashiのコンセプトに共感し2018年8月に共同開発がスタートしました。
「長良園」の培ってきた製造ノウハウと、有機素材の美味しさを活かしながら『お客様の心が満たされるお菓子』とはどんなお菓子なのか…レシピ開発・試作を繰り返す日々の始まりです。
同時にオーガニックのお菓子をつくるための要のポイント。「長良園」の工場の有機JAS認証取得に向けた取り組みも開始しました。ひとつひとつ認証へのステップをのぼり2019年3月に無事認証を取得。
オーガニックのお菓子、記念すべき第1弾となる「オーガニック生おからクッキー」が誕生しました。


②生おからクッキー「生」のひみつとは
オーガニック・生おからクッキー主役はなんといっても有機生おからの存在。
実はおからパウダーの使用を想定してスタートしたレシピ開発。おからパウダーから作るクッキーももちろん美味しいのですが、香りや食感に納得できない課題が残っていました。。。
そんなとき出会ったのが【宮島庵】の有機生おからです。日本で初めて有機JAS認証を取得した宮島庵で、実際に有機豆腐を製造するときに生まれる、おからを【生のまま】使用できることになりました。
パウダー加工品ではなく生のおからを使うことの効果は大きく大豆の香りと柔らかい食感が感じられる味になり開発メンバーも納得。自身を持ってみなさんにお届けできるものができました。
おからに熱乾燥など加工をしてない生おからを使用すると大豆本来の優しく温かい香りがしっかり残ります。さらに生おからに含まれる水分がクッキー焼成時に抜けることで隙間ができ、ほろほろの柔らかい食感にもなります。生のおからでしか出せない美味しさ。オーガニック生おからクッキー1番のおすすめポイントです。


③丸い形にも、ひみつがあります。
生おからクッキーは綺麗な丸いかたちも特徴のひとつです型抜きをしてバラエティ豊かなクッキーは多いですがまんまる型は意外と少ないですよね!
クッキーの製造過程では、生おからや小麦粉など材料を混ぜ込んだあと生地を細長い筒形に整形します。この長い円筒形生地は冷凍し、固めた状態で輪切りのようにカットしていきます。
冷凍して固めているため、生地が潰れず綺麗なまるいかたちになります。この方法(アイスボックス)は生地が均一な厚みに整形されるため、見た目だけでなく心地よい食感を増すことにも
関係しています。クッキーの製造は深いですよね。


④どうしてそんなに優しい甘さなの?
生おからクッキーの甘みには有機砂糖を使用していますが、有機砂糖はグラニュータイプ(コーヒーに入れるお砂糖の形です)。そのため、生地を混ぜ込みすぐに成形してしまうと粒が残り甘味にバラつきが出ます。一晩生地を寝かすことで、有機砂糖が溶け込み成形時には均一に馴染むためどこから食べても柔らかい甘みになるのです。


⑤最初は5種類だった?3種のフレーバーに辿り着くまで
生おからクッキーのフレーバーは、ご存じの通り『シンプルな味が楽しめるオーツ麦』『カカオが香り高いココア』『アーモンドとココナッツで華やかなココアーモンド』をラインナップしています
実は、ここの3つにフレーバーに辿りつく前に試作した、フレーバーは何種類もありました。候補になったものにはオレンジ、レモンフレーバーや、抹茶フレーバーなどなど。
どのフレーバーを採用するか。。。試行錯誤しましたが、大切にしたのは、「生おから」と「オーツ麦」や「ココアパウダー」などフレーバー素材の風味・味が互いに良さを引き出しあってるいること。フレーバー素材が強すぎたり、生おからの風味とぶつかるものは除いていき3つのフレーバーに決まったのでした。愛しい3種類です。


どの秘話にご興味いただいたでしょうか。私はフレーバーのひみつがお気に入りです。いつのまにか語れる要素がたくさん積みあがっている。そんなオーガニックのお菓子をこれからも開発していきます。